log(仮)

少年社中DROP🥚感想②

前回の続き!

 

水を飲むシーンほんと飲んでるみたいに見えるしお芝居すごい(語彙力のなさ)。

Twitterにも書いたんだけどH千秋楽(12日マチネ)で「水から逃げながら」が”自ら”のイントネーションになっちゃってたのはここでもこする。ミスを突きたいのではなく推しも同じ人間なんだなぁって思ったんだ…(普段何だと思ってるんだよ)。

感想①に書き忘れてたこともついでに…同公演でビーズの遺体から卵を回収したオービットが階段を降りるとき、ちょっと踏み外しててびっくりした。大丈夫か?と思いつつ倒れはしなかったので安心したけどあれが演技ならほんとに心配したからすごいと思う。

 

睡眠薬が効き始めて倒れたオービットにスフィアが「助けてほしいのか」って言ってる場面でスフィアを服を掴む手と、そのあと眠ってしまってぶらんとしてる手が可愛かったな。手ばっかり見てた。

 

あとスフィアがGod_manに腹を抉られた時もHとDで表現違くて面白かった!

⚫︎H→臓器売買をしていたのに自身の内蔵は必死で掻き集める滑稽さ

⚫︎D→自身の内蔵さえも金に見えて死んでいく、金に執着した愚かさ

みたいな…私は結構違う印象を持ちました。

そしてこの場面といえば問題(?)の

God_manは失った卵を慈しむように少女を大切に扱いました。少女こそ失った卵でした

これ考えれば考えるほど難しい…少女に唆されて卵を割ったのに少女こそ失った卵!?なんで!?

少年社中DROP🥚感想① - log(仮)

で書いたように少女を襲った犯人説だとしたら殺しておいて”失った“って言い方しないよなぁとかも考えつつもう分からん。とりあえず死人がGod_man撫でてるところ好き。

 

そして死人が小説家に言う「そうよ。私はあなたが産みだした」って台詞はもう娘と小説の人物としてのダブルミーニングのようで私は完全に前者の娘としての意味にしか聞こえなかったな。

このあと「頭が痛い」の時、Dのえりさんの叫び方とかがめちゃくちゃ好きだった。ずっと怯えてる様子だった小説家の声に魂が入り始めるというか記憶を失う前に戻りつつある感じがしていい。

 

回想シーンなんだけどHオービットの声も話し方も物凄く優しいよね…。

・「大丈夫か?どうしたんだ」→「大丈夫?どうしたの?」

・「どうしてこうなったんだろうな」→「どうしてこうなっちゃったんだろうね」

・「俺はお前のことを」→「俺は君のことを」

・「別れないか」→「別れようか」

この台詞改変はすごくない!?全然印象違うし「どうしてこうなっちゃったんだろうね」は特に泣きそうな声音でやるせない感じが伝わって来た。言いたいことはきっとあったのに言えない葛藤が表情に表れていて胸が締め付けられるような感覚がしたので、燈くんの繊細な表情のお芝居が好きだなと改めて思えるシーンだったな…。

ちなみに初日Hオービットは優しい声音とか上記の台詞を言ってるイメージがなかったんだけど2回目観た時に現実と小説の差がすごく印象的だったんだよね…私が気付けてなかっただけなのか、もしくは途中で変えた…?9/2→9/9と期間も空いてたのでありえるかな…。

Dオービットはここ基本台本通りだけどもう感情剥き出しって感じで揺さぶられて泣きそうになる。Dオービットは男らしくて頼もしい、そして感情豊かなところが魅力だと思う。引き込まれる。「俺はお前のことを」の台詞はD言ってなかったんだけどそれが縋らない印象になっててそれもまた良かった。

小説家に関してはHは空元気な感じ、Dはイライラしてる様子で違いを感じたな。

割れたら元に戻せない卵と自分達の関係を重ねた小説家の言葉にオービットが同意した後の「同意しないで」の台詞なんかはHは笑った後に言ってたけどDは直ぐに言い放っててすごかった。

 

スフィアの折り返し電話場面のあとまた迷宮の話に戻って、眠ってしまったオービットをボウルが助けてくれたとこ。パンを分けてくれようとするボウルに「毒入りか?」とオービットが疑ったときHDどっちのボウルも毒が入っていないと一口齧ってみせたパンを差し出すのは一緒なんだけど、パンの大きさも違うしHオービットは受け取らない・Dオービットは一口もらって返すっていう細かいところも違った。

あと初見は卵を集めて生まれ変われるのは「一人だけとは言ってない」のボウルに天才か!?って思ったんだけど結局違ってびびった。違うんかい。

スフィアが死んだことで4つの卵を手に入れてボウルがオービットに卵を持っておくように促したあとのHボウルに「ありがとうは?」と言われて無言だったのに催促するようにもう一度「ありがとうは?」と言われるとちゃんと「ありがと」が言えるHオービット可愛い。食い気味だったけど。

H千秋楽では1回目でありがと言えてたよ!偉いね!

 

女王が何故迷宮に閉じこもって本を書いているかオービットが死人に聞いて「とても傷付いた。そして裏切られたの。とても愛していた男に。それで、すべての明日が壊れてしまった」と返ってくるここから読み取れるのはやっぱり小説家にとってオービットの罪は自分から離れていったことなのか?

オービットがもし別れる際に離れることが最善だと思っていたならば自分の犯した罪を考えたときにただひとつのことがらを除いてはと思わなさそうだし置き去りにしたとも言ってるから自分の保身で彼女から離れた自覚があったんだね。オービットも。

 

 

②で終わらせるつもりだったのに長くなったので③で終わらせる👿