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少年社中DROP🥚感想①

Humpty4回・Dumpty2回観劇後、改めて感想を書き留める。

 

まず無邪気で明るい雰囲気のH小説家は娘を失くす前の姿なんだと思うんだけど、どことなく幼い感じもあるのは燈くんに年齢合わせてるのかなと…。夫婦役である違和感をなくすためみたいな…もっと言うとあんな大きい娘がいる歳の見た目していないのでね…。


それは一旦置いておいて…D小説家は怯えた様子が可愛い。そしてD編集者が明るい。揃いの指輪がパートナーの証だと話す箇所でHとDの違いをすごく感じた。というかH→Dの順で観たのでちょっとびっくりしてしまった…え!?キャラ違くない!?っていう動揺(悪い意味じゃなくこんな違うの?っていう驚きから)。

 

小説の世界に話が移ってこれは何が起きているんだ?って段階でハンプティ・ダンプティは塀の上。ハンプティ・ダンプティは落っこちたと読み上げていくところとか童話の不気味さが上手くカチッっとハマってるなぁと思った…個人的に鏡の国のアリスが怖いからかもしれないけど。

 

そして「あなたの助けになりたいの」という編集者の台詞直後に流れる曲の入り方好きすぎる。めちゃくちゃかっこいい。さらに何が良いってBadmanの登場シーンである「ようこそ、諸君」はHとD共にインパクト大大大。動きも台詞回しも豪快な太良さんにスマートで紳士的な燈くん。表現力の強さで太良さんには圧倒されるし燈くんはしなやかな所作が綺麗で見入ってしまう。

「この迷宮に『DROP』してきたのだ」で早々にDROPというタイトルの回収をしてくれてなるほどと思ったのと、ここのHとDの言い方の違いにもそれぞれのBadmanの色が出ててめちゃくちゃ良い…!

 

自身をBadmanと名乗った時にHリングが「お前M男か」って台詞のあと「女王様!僕の体をシバルバ!ってかぁ!」とシバルバギャグかましてたのをH2回目で気付いてアドリブ?って思ったら3回目、4回目もちゃんと言ってたので台詞でした。

 

去ろうとするBadmanに対して放つ「馬鹿じゃねぇのか。帰れるわけねえだろ」の台詞。推しの口調の荒さに先ず衝撃を受けた…めっちゃかっこいいな!?燈くんそんなに荒々しい役がないからか新鮮(なお本人は口が悪い模様)。ちなみにこの部門(?)だと終盤の「近寄るんじゃねえよ」も好きです。

 

死人がプレゼント袋を持ってマンホールから出てきた時にH死人がすごい汚いものを持つ仕草をしてるのが可愛いなと思った。D死人もやるのかなと思ってたけど何事もないように持っててこんなところも微妙にお芝居が違うのかと思った。というかこの二人は性格も年齢設定もちょっとHとDで違うなぁと思ってて、H死人が少し幼いのはやっぱり先述した燈くんの年齢が関係してるのかな。D死人にも幼さはあるけどH死人との差異で少しだけ大人びて見えてる気がする。

 

あとこのプレゼント場面でやっぱり好きなのは

「その銃、安全装置かかってるぜ」
これ好きじゃない人いる!?嘲笑う顔含めてこれほんとHもDどっちもかっこいい!!けど燈くんのオタクなので推しのかっこよさに沸いた。そこからのアクションシーンとかも堪らん、良い…。

 

それからリングが初っ端から死ぬわけだけどうるさいキャラって一番最初にやられるよね…でもこういうキャラがいるとルールが分かりやすくていい。

このあと刑事として小説家に電話してきた快活なHミカミと少し悪そうなDミカミ…全然違う刑事でびっくりしたけど、どっちもこういう刑事いるいる~!って感じだった。

 

刑事から聞いた娘がいたこと、娘が殺されたことを編集者に伝える場面のラストに

私の「明日」はあなた。って言ってるんだけどここの場ではとかじゃなくて「明日」っていうのはこの作品において希望とか生きる意味のようなものになるのかな?

そうなると後半に出てくる鏡の国の女王は「明日を作り出すために」本を書くっていうのが空想でもいいから何か希望を持ちたいとかそういう意味?

 

でも、かつて明日は卵からうまれてたしGoodmanは明日の卵を守っていたとかその辺りも考え出したらキリがないというか答えが出ない…。

ちなみにGoodmanはHが少し冷たくてDが明るい感じがしたな。死人はなぜ卵を割らせたのか、これは明日を失った少女にとっては大事なものではなく悪戯心から割らせたのかな。でも例え誰に騙されようと犯した罪は罪スフィアの臓器売買に対するナレーションかと思ってたけど実はGoodmanにも当てはまるのかも。

 

それかただの悪戯じゃなくて少女の仕返しだった?

●獣にズタズタにされた少女

●Go_dmanは獰猛な獣なり

ここの共通点から現実の娘を襲った犯人だと考えられるかもしれないと思いつつ、

少女こそ失った卵でした。から小説家、オービットも浮かぶし結果迷宮…。

 

ビーズがGo_dmanに殺された後の場面からオービットが死人が一緒に行動を始めるんだけど、最初にHを観たときにやっぱり娘なんだ!!って「…似てる」の一言だけでも想像は出来たんだけど、Dでははっきりと「俺の娘に似てる」って言ってくれたからDが補足してくれた感覚だった。

娘に似ている少女に感情を露わにする様子にグッときた…親子モノすぐ泣く…。

ここの手の掴み方もDは娘からゆっくり握りに行くのがめちゃくちゃ良い。

 

ビーズもといトドロキはHとD共にどっちも物腰が柔らかい雰囲気。刑事のミカミが行方不明になったと教えてくれたりとか写真を渡したりしてるけどトドロキは編集者に殺されなかったんだなぁと思った。余計なことをしてはいるけど、どちらかというと刑事の方がやっぱり邪魔だからかな…。

 

この辺りで物語の半分くらいにきたかな?

長くなってきたのでこの後の展開から〜ラストまでの感想はまた別途書き上げようと思う。

はぁ〜9/2初日を迎えてからずっと迷宮!でも考えるのが楽しい!